こんばんは。2020年もいよいよ残り1か月となりました。
2020年はコロナウイルスの影響で生活がガラッと変わり、仕事もプライベートも色々とありました。
また写真の方では「2020年、海外のフォトコンテストに応募する」と決めた年でした。
世界中のフォトグラファーと比べて自分はどの位置づけに居るのかを知りたかったためです。
そして海外フォトコンテストでフォーカスしてたのはNature’s Best Photography ASIA(NBPA)とInternational Photography Awards (IPA) の2点のみ。
どちらも終わってしまったため、年内のコンテスト関連は自分の中で終了しました。
https://photo-filedworks.com/ipa
年明けまでコンテスト関連はないけど、自分の写真を客観的に審査してほしい、日に日にその思いは強くなっていきました。
前置きが長くなりましたが、今更ながら、世界で最も厳しい審査制のギャラリーサイトの1xを始めました。
1xは有料の審査制の写真サイト
「わんえっくす・・・?」
恐らく写真の作品作りをしていない人にはあまり馴染みがないサービスかと思います。
1xはスウェーデン発の世界で最も難しい審査制写真サイトです。(現在投稿するのに有料)
1xは審査制の名の通り、写真をアップロードしても審査に通らないと、サイト上では掲載されません。
わかりやすいイメージとしてはインスタグラムではフューチャーアカウントなるものでしょうか。インスタグラムにはフューチャーアカウントが乱立してますが、あれとは比較にならないレベルで難しいのが1xなのです。
具体的に1xとインスタグラムのフューチャーアカウントがどう違うのかというと、フューチャーアカウントを管理しているのはアマチュアの写真がちょっと得意なレベルのMOD(キュレーター)です。
しかもインスタグラムはスマートフォンから見るアプリケーションなので、あの小さなモニターで写真の良しあしを判断してるわけです。
中にはフューチャーアカウントにシェアされやすい投稿時間があるとの事です。
そう、気づいたかもしれませんが、MOD(キュレーター)が見るであろう時間に合わせてスマートフォンの画面で目立つ写真がフューチャーされるのです。
じゃあ1xはどうなのよ?ってところですが、1xは決められたワークフローを経由してフェアに1枚1枚の写真が審査されます。
そして審査をするのは写真に精通するプロの写真家やプロのコレクターと呼ばれる写真を生業にしているキュレーターの方々です。
従って掲載される写真は極めてレベルの高いものばかりです。何せ専業でそのキュレーターのお仕事をされてる訳ですから。
暇な時間に写真を見て判断してるインスタグラムのフューチャーアカウントのMODとは訳が違います。
特に1xの中でも、風景(Landscape)や都市風景(Cityscape)、動物(Animal)や人物(Portrait)は本当にレベルが高いなぁと見てて思いました。
褒めまくりの1xですが、1点懸念点があります。
1xはアートフォトな要素が大きいです。日本のいわゆる「ざ・写真」という要素では審査に通りにくい傾向があります。
今の自分がどの程度1xに通用するかが気になるところだったのでした。
1xで審査が通るとPublishされる
Your photo Flying Dragon has been published! This is an extraordinary achievement since less than 1% of all photographers uploading to 1x are published.
直訳:あなたの写真FlyingDragonが公開されました! 1xにアップロードする全ての写真家の1%未満しか公開されないため、これは並外れた成果です。
こんな感じで審査が通るとPublishされます。Publishされる確率は1xユーザーのわずか1%、全ての投稿された写真のわずか5%が認められいるとの事。そして公式のキュレーターは今までで100万人以上の写真を評価して判断しているらしいです。
ゴリゴリにアートフォトに精通してる人たちが審査している訳ですから、Pubulishされるまでが人によっては遠い世界に感じるかもしれません。ただ、Pubulishされた時には作品に対して何かしら強みがあると判断しても良いです。
そんなこんなで1xは自分の写真を客観的に分析するにはもってこいのサイトだと言えます。
2020年10月に1xを開始、12枚審査に通った(Published)
2013年に写真活動スタートしているため、それなりにストックがあると思っていましたが、ガンガン審査から落とされるという。
「流石1x、ハードルが高いぜ」と思いつつ、2020年10月にスタートして11月末の段階で何とか12枚Publishされました。
まだストック写真があるのでどこまで審査が通るかわかりませんが、年末までに20枚はPublishされたいですな・・・。
(世界のコンテストで結果を残してる日本人レベルになると大体30~60枚以上のレベルになります。)
また1xでの審査を意識してから、自分の写真に対してよりロジカルに考えるようになりました。
なんとなく良いなと思った写真では通らないため、世界基準で写真を判断する必要があります。
「何がこの撮影地の魅力なのか」
「この現象はどれだけ珍しいものなのか」
「この構図のいいところは何なのか」
とまぁこんな感じで今まで以上に写真をより細かく見るようになりました。(今更感)
自分の写真を客観的に判断できるようになるという事は、より自分の作品をわかりやすく発信するのに繋がってくると信じてます。
1xのプロフィールページはこちらから
2020年12月2日、PublishされたALL categoryのPopular写真でTOPを取る
1xを始めて2ヶ月。
Publishされた写真で人気があるものに関してはTOPページに反映されるのですが、なんと自分の作品がTOPページの1番目に来ました。
Publishされるまでも大変なのに、更にそこでTOPに立つのはまた遠い目標だと思っていました。
まさかこの短期間でPopularTOPになれるとは・・・。
初心を忘れず、自分の信念を貫いた作品撮りをこれからも続けていきたいと思います。
おそらくサイトレイアウトの変更が始まったタイミングで、ルールも変わった模様。現在はPUBLISHとAwardの2つがあり、難易度的には
Publish < Award
の構図が成り立っているようです。
自分自身、Publishの質が落ちてしまっているところから、1xを離れてしまいました。これからチャレンジするならばAwardを目標に頑張るのが良さげです。
ちなみに2年前にやっていた時は13作品がPublish(Award)まで到達してます。
※追記 2022年1月
以前自分がやっていた時と現在では、運用方法が変わってしまったようです。
おそらくサイトレイアウトの変更が始まったタイミングで、ルールも変わった模様。現在はPUBLISHとAwardの2つがあり、難易度的には
Publish < Award
の構図が成り立っているようです。
自分自身、Publishの質が落ちてしまっているところから、1xを離れてしまいました。これからチャレンジするならばAwardを目標に頑張るのが良さげです。
ちなみに2年前にやっていた時は13作品がPublish(Award)まで到達してます。
まとめ
以上が1xを始めた経緯、やってみた感想になります。
有料の審査制写真サイトという事でハードルは高いですが、撮影した写真を客観的に分析するにはもってこいの審査制サイトになります。
今の自分の写真をより大きな高みに近づきたい方、高い志を持っている方には是非お勧めしたい審査制写真サイトになります。
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