こんばんは。
今回更新するのは埼玉県川越市にある氷川神社と呼ばれる場所でのポートレート撮影記事になります。
この場所はここ数年SNSで有名になり、大学生を中心に訪れる方が多い、非常に人気の撮影スポットとなります。特に川越駅周辺で浴衣をレンタルしてこの氷川神社に訪れるのが王道ルートみたいです。
例年人のピークは夏休みに当たる8月との事。今回はピーク時を避けていたものの、当日の人混みの多さに思わず撮影を諦めてしまう程の勢いでした。
そんなこんなで撮影記に続きます。
川越にある氷川神社について
氷川神社は縁結びのスポットとして有名な神社で、特に2014年から開催している夏の祭事 縁結び風鈴は大きな目玉のイベントです。
例年7月1日から9月10日にかけて縁結び風鈴のイベントは実施され、関東圏内を中心に多くの人が集まる形となります。
また川越氷川神社では絵馬がただ奉納されているのではなく、トンネル状に奉納されているため、想いが記された絵馬のトンネルを歩くことができます。絵馬も可愛いものが多く、見ていて癒やされる物が多いです。歩くだけで幸せな気持ちになれる、そんな回廊です。
そんなこんなで縁結び風鈴と絵馬回廊はこの氷川神社でも大きな目玉となります。
今回はその2つとポートレート撮影をかけ合わせてみました。写真に続きます。
撮影した写真たち
縁結び風鈴と共に
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 160 焦点距離50mm F1.4 シャッター速度 1/320秒
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 160 焦点距離50mm F1.4 シャッター速度 1/1000秒
縁結び風鈴で色々撮るぞー!と気合を入れてみたものの、まずあったのが長蛇の列。わずか数mの風鈴スペースに20分程並ぶ長蛇の列があったのはびっくりしました。
そしてそれを知らずに反対側から逆走してくる観光客も多く、正に無秩序\(^o^)/オワタ
慣れてないポートレート撮影でこんなロケーションだと撮影に集中出来るわけもなく、只々気疲れだけが溜まっていくのでした。。。
1クール並んで撮影したら、絵馬回廊へ移動です。
絵馬回廊で切り取る
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 160 焦点距離50mm F1.4 シャッター速度 1/125秒
SONY α7R3 FE 135mm F1.8 GM
ISO 400 焦点距離135mm F1.8 シャッター速度 1/640秒
SONY α7R3 FE 135mm F1.8 GM
ISO 400 焦点距離135mm F1.8 シャッター速度 1/640秒
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 160 焦点距離50mm F2.8 シャッター速度 1/200秒
押し寄せてくる人の波をうまくやり過ごしながらの撮影。縁結び風鈴スペースよりかはまだなだらかな人混みでしたが、時間が経つに連れて撮りにくくなっていきました。
そもそも人混みを画角内に入れないようにする方が難しくなってくるレベル。撮りたい画角は沢山ありましたが、結局撮れずじまいです。
ここのポイントとしては回廊の隙間から入ってくる柔らかい光が場所によってあるという事。
柔らかい光の真下に、モデルさんを配置してうまーく切り撮れたかなと。そして光の条件が整ってると現像も非常に楽です。
写真における光の大事さをこの撮影で改めて認識したのでした。
その他にも色々ある撮影ポイント
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 400 焦点距離50mm F1.4 シャッター速度 1/1250秒
SONY α7R3 FE 50mm F1.4 ZA
ISO 100 焦点距離50mm F4 シャッター速度 1/1250秒
縁結び風鈴と絵馬回廊だけじゃない、氷川神社の撮影エリア。その他のスペースでも思い出に残せるようにと撮れるポイントがぼちぼちあります。
2枚目の場所だと風鈴に囲まれて撮影をすることが可能で、例のごとく並びます\(^o^)/
とは言え、長蛇の列ではなかったため、比較的ゆるーく撮影出来ました。1〜2枚程撮影して終了。
ポートレート撮影を振り返ってみて
作風の方向性について
今回撮りたかったのは浴衣ポートレートです。そのため意識したのはロケーションと浴衣の相性でした。レンタル浴衣のためカラーバリエーションや絵柄が限られていたなか、拘ったのは濃い青色という部分。
事前にロケーションを画像で確認して、絵馬回廊や風鈴スペースの色合いを考えると濃い青の一択でした。
そしてコレが大成功。今回は50mmで引きの絵を撮りたかったため、どうしても浴衣の主張が強くないと構図として成立しなかった部分がありました。
花柄の主張の強さが懸念点だったものの、実際着てもらうとそんなに主張が強くなかったという。撮影前から明確イメージは出来ませんでしたが、なんとか形になってよかったなーという結果となりました。
この浴衣選びを通じて、ポートレート撮影は着るもののチョイスもすげー大事だなと痛感しました。
撮影機材について
【ボディ】1台
・SONY α7R3
【レンズ】3本
・SEL1635GM(16mm-35mm)
・SEL50F14Z(50mm)
・SEL135F18GM(135mm)
今回はいつもの構成に続き、広角1本入れてみました。
が、結果的に使ったのは50mmと135mm。広角レンズでポートレート撮影する場合、歪みとの戦いになります。特に顔の形が落ち着いてくるのは85mmあたりなので50mmでも気を抜いてると顔が歪む恐れアリ。
何度か広角でチャレンジしたものの、思うようには撮れず、結局50mmを使って引きで撮るという・・・。
広角でポトレを撮れるようになったら一人前な気がします。年末までには広角レンズで納得いく1枚を残していきたい。
所感
浴衣をレンタルして、限られた時間内で、物凄い人混みの中、人を入れずに撮影するというとってもハードな経験をしました笑
ロケーションとしては最高だったものの、今回は集中力が切れてしまった経験をしました。有名な場所より、人混みの少ない場所であーだこーだ考えて工夫して撮影のが自分に合ってると気がつけたので良かったのかな。
ポートレートメインで撮影してる人はきっとこの手のロケーションでも臆せずガンガン撮影していくのかなと思うと、自分はまだまだ覚悟が足りないと思わされた次第です。
まとめ
今回は普段と違った形で撮影が出来ていい経験となりました。
ポートレート撮影において大事なのはどんなロケーションでもアイデアを捻り出して撮るという姿勢という事。
ここに気づけたのは大きな収穫でした。そしてコレは風景写真だけを撮ってたらとても気づけない点なのも事実です。
今後も日々の撮影から色々気づけるようになりたいものです。