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Taka0610
Travel Photographer
千葉を拠点に国内の撮影地へ奔走する写真ブロガー。国内最高峰のフォトコンテストを始め、海外の最高峰フォトコンテストでも入賞歴有り。当サイトでは実力派写真ブロガーであるTaka0610の活動記録をメインに運営しております。撮影地情報や、機材レビュー、写真家活動など、役立つ情報を配信しております。
写真販売を始めました!

グループ展示に参加した話


2022年6月から2022年の10月にかけて月1でMONO GRAPHY 主催の「いっしょに楽しくグループ展やってみよう!」の講座を受けてました。

講義は合計5回あり、講師はプロカメラマンの河野鉄平さん。

講義の一環としてグループ展示が5日間できて、最終回には展示を前に講評会という流れ。

自分はプリントを自分でやってフォトコンテストに応募するレベルには至ってましたが、展示となると話は別。

全く未知の領域であり、写真歴があるからと言って余裕だったかというと正直考えることは沢山ありました。

そんなこんなで今回の展示を振り返ってみたいと思います。

写真の展示にチャレンジしたい方、是非読んでもらえると嬉しいです。

目次

講座を通じて学んだこと

今回の展示は1つのテーマをそれぞれ決めて、3枚の組写真で展示という内容。

やることはたったそれだけだったのですが、展示までの過程はとても濃いものとなりました。

学んだことは大きく以下の感じ

・単写真に向いてる写真や組み写真に向いてる写真がある
・単写真と組写真では表現の仕方が全く別物という事
・展示は空間を用いて表現するという事

これらの点を踏まえて自分が考えていったことを整理してみたいと思います。

単写真に向いてる写真や組み写真に向いてる写真がある

単写真と組み写真にそれぞれ向いてる写真があるという話ですが、コレは写真1枚1枚にパワーバランスがあることを考えてみるとイメージがしやすいかもしれません。

例えば自然風景写真なんかは絶景ポイントで撮影すると1枚で完結する事が多いです。

何故なら被写体によるインパクトが強すぎるから。

しかしスナップ写真なんかに置き換えてみるとインパクトの強い写真は存在するものの、絶景写真なんかに比べたら小さいものです。わかりやすくジャンルで比較してみましたが、間違いなく写真毎にパワーバランスというのは存在します。

これらを整理すると以下な感じに自分の答えは落ち着きました。

【組写真に向いてる写真について】
・1枚1枚はそこまでパワーは強くないが、組むことによってとっても主張が現れる写真
・逆に1枚1枚が強すぎるとくどい感じになってしまう
→全員が主役だと見る人が疲れてしまう
・パワーの強い写真をトリガーにパワーの弱い写真をフォローで組むこともある

【単写真に向いてる写真について】
・1枚で完結するほどのパワーがある写真
例)絶景ポイントで撮影した富士山写真

ざっくりベースになりますが、組み写真に向いてるのは1枚のパワーがそこまで強くない写真。

そして単写真に向いてるのは1枚のパワーが強い写真という所に落ち着きました。

組み写真、単写真を公表する場はフォトコンテストなんかに多いですが、写真のパワーバランスを意識することで苦手意識はなくなるかもしれません。

(自分は今回のグループ展示をきっかけに組み写真への意識がだいぶ変わり某フォトコンテストで入賞しました)

単写真と組み写真では表現の仕方が変わる

これはシンプルに写真の枚数の違いで表現の仕方が変わってくるよねというお話。

ブログに置き換えて考えると分かりやすいのですが、例えば千葉の良さを伝えるブログを運営していたとします。

【Aブログ】
・10記事:千葉の絶景
→10記事で千葉の絶景紹介をブログ

【Bブログ】
・30記事:千葉の絶景、
・20記事:グルメ
・10記事:文化活動
→60記事で千葉のいいところを紹介するブログ

Aブログみたいに10記事くらいで千葉の絶景ポイントを紹介していくという路線も悪くはありませんが、60記事かけて千葉の絶景ポイントを紹介しつつ、グルメや文化活動的な部分も紹介出来たら、千葉を紹介するブログとしての完成度は圧倒的にBブログのが強いです。

単写真と組み写真も同じで、組み写真の方が圧倒的に情報量が多いので伝えやすさも変わってきます。ただ、情報量が多いという事の良しあしもあるので、その場合は単写真の魅力も光るんでしょうね。

フォトコンテストの場合、組み写真が優位に働いてる部分もありますが、もちろん単写真でも入賞することはあります。

無駄をそぎ落とし、シンプルに伝えたいことが作品とマッチしていれば、単写真でも十分通じる部分があるのです。

ブログに置き換えるなら、Aブログの記事をまとめて、クォリティの高い1ページを作成してランディングページとして用いる感じでしょうか。

どのように伝えたいかで、表現の仕方がそれぞれ変わるのです。

単写真と組み写真の表現の仕方、良し悪しについてでした。

展示は空間を利用して表現する場という事

今回一番新鮮味のあった学びの場は空間を利用した展示の仕方という点でした。

ただ、作品を横並びにするだけでなく、空間的に見せる。また写真だけでは足らない部分をBookやステートメント(作品紹介)で補う。

それらを立体的に並べて見せる事で、その空間の完成です。

そしてその空間は作品だけでなく、作家の良さや個性が伝わる場になるわけです。

色々な方々の個展を訪れて感じた部分がようやく論理的に理解できた瞬間でした。

今回自分が参加したのはMONOGRAPHYさん主催のグループ展示の場でしたが、そこで知り合った方々の空気感などは展示スペースの場から感じ取れたかなと個人的には感じてます。

今回自分は作品だけでなく、ポートフォリオのBOOKも用意しました。

展示者の情報をより伝えるために作成したBOOKでしたが、見せた方々の反応は上々。

展示作品だけでない、作家の良さを伝えるにはやはり個展という場が必要なのかなと、改めて感じました。

自分の次のステップは個展になりそうです。

今回展示した作品

タイトル:「飛翔」

普段自分が撮っているのは自然風景がメインですが、その中で撮影していると色々な場面に遭遇します。

その中でも今回自分が取り組んだテーマは「風景の中に居る鳥」

狙っている景色の中に鳥たちが溶け込む様子は、自然のスケールの大きさや、生き物の営みを感じさせます。

鳥を主題とすることで、タイトルは「飛翔」というところに落ち着きました。

プリントした媒体は阿波紙ファクトリーの竹和紙になりました。

和紙にプリントすることで、1枚目の雲の立体感や、2枚目のもやの立体感、3枚目の飛沫の立体感が表現できたかと思います。

これはホント見てみないと分からない世界なので、展示作品を通じて感じ取ってもらえたらベストだったかもしれない・・・。

そして自分の場合、空間で展示を作るという意味では展示方法を少しトリッキーにしたくらいで、あまりうまく取り組めなかったかなぁという感じ。

自分の場合は名刺と2Lサイズのポートフォリオをもって展示の在廊をしていました。

他の人はポートフォリオの役目を果たしたBOOKを作成して置いていたり、ステートメントをガッツリ作成して補完してたりと工夫が様々でした。

これは個展というステップを迎えるにあたって見習うべき点でした。

まとめ

走り書きになりますが、色々展示について振り返ってみました。

今回は5日間のうち3日間在廊しましたが、その中でも自分の作品を見てもらって反応もらえたのはとてもいい経験になりました。

特にデジタル写真でプリントした作品の展示は実質初めてです。

展示の良さ、そして難しさを学びつつ、作家活動するうえで自分の写真を展示することはとても大切だという事を学びました。

今回この場の提供を頂いた講師の河野さんを始め、MONO GRAPHYさん、アイアイエーギャラリーさん、そして一緒に展示してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

改めてありがとうございました。

次なるステップへ進めるよう日々邁進していければいいなと思いつつ、これからの活動も頑張ります。

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