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SONY α7 の超広角レンズSEL1635GMを5年使ったのでレビューしてみる

今回更新するのはSONYの超広角ズームレンズSEL1635GMのレビュー記事です。

レンズの発売日は2017年7月末。発売と同時に手にしました。

16-35mmの画角でF2.8というスペックで680gで収めてきたこのレンズは当時では革新的でした。

自分は風景メインで撮影してますが、このレンズの出番は何だかんだあるなぁという印象。

そしてこのレンズで撮影した写真をピックしていくといい写真が多いこと多いこと・・・。

現在約5年ちょい使ってきたので現時点の目線で改めてレビュー出来たらなぁと。

購入を検討されてる方に参考慣ればと思います。ゆるりとお付き合いください。

目次

ざっくりとしたSEL1635GMのスペック

フォーカス : AF/MF
レンズ構成 : 13群16枚
絞り羽根枚数 : 11 枚
焦点距離 : 16-35 mm
最短撮影距離 : 0.28 m
最大撮影倍率 : 0.19 倍
開放F値 : F2.8
最大径x長さ : 88.5 x 121.6 mm
フィルター径 : 82 mm
重量 : 680 g
参考価格:23万円(新品:価格コムより参照)
ざっくりとしたSEL1635GMのスペックはこちらになります。
当時の印象は大三元レンズを軽くした感じの位置づけで出てきましたが、現在もそのポジションは健在。
解像度も他社の大三元レンズよりも高く、逆光にも強いとまさに無敵なレンズでした。
角型フィルターも100mmで使えたりと、レンズシステムをコンパクトに収めるなら、超広角ズームレンズとしてのこのレンズはめちゃくちゃオススメです。
というのも12-24mmのSEL1224GMも一時期所有してましたが、出目金レンズのためフィルターシステムが150mmになったりとコンパクトからは程遠い設計となってました。
言うても写りなどはSEL1635GMを超えてきたりと素晴らしいの一言なのですが、自分がどのような写真を撮りたいか、どのような使い方をカメラに求めるかで選択肢は変わると思っています。
そんなこんなでスペックの話から少し逸れましたが、自分の撮ってきた写真を通じて、レンズの魅力を語れればと思います。

撮影した写真たち

ひたすら大洗海岸を切り取ってきた

SONY α7R2 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離35mm F2.8 シャッター速度 1/500秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 200 焦点距離21mm F6.3 シャッター速度 2.5秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 500 焦点距離18mm F2.8 シャッター速度 30秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離35mm F2.8 シャッター速度 1/8秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 200 焦点距離21mm F2.8 シャッター速度 8秒

SEL1635GMを購入してから一番撮影したのがこの大洗海岸の場所かと思います。

というものの、この16-35mmの画角がこの場所にはベストマッチしてて、堤防の下から撮影しても、上から撮影しても、このズーム域に入り込むのです。

あとは正面から撮るのか、斜めから撮るのかで鳥居の形が変わるのですが、そこも含めてこのレンズだと切り取りが可能です。

また1枚目の写真は日本写真作家協会(JPA)の公募展で銀賞を撮った作品でもあります。

太陽の形をあえて写さない手法をとったため、開放値で撮影してます。

そんな開放値でもバシッとした描写をしてくるのがこのレンズなわけで、無理な撮り方も卒なくこなす。そんなレンズでした。

星景写真もいける

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 640 焦点距離16mm F2.8 シャッター速度 30秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 640 焦点距離21mm F4 シャッター速度 25秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 100 焦点距離23mm F3.5 シャッター速度 7670秒

このレンズでは色々な場所で星景写真も撮影してきました。

夏の天の川、冬のオリオン、そして星ぐるぐる。16mmの画角でF2.8でもシャープな描写なのは強いです。

作品撮りレベルでも十分使えるのではと思います。

おそらく星景写真家の方からの評価も高いのがこのレンズなのかなと。

GMながらも、ソフトフィルターをうまく使えば星の色味は十分拾ってくれます。

逆光も強い

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離22mm F5.6 シャッター速度 1/1600秒

2017年に発売されたSEL1635GMですが、当たり前のように逆光にも強いです。

太陽の光芒を出したかったら絞ることで可能ですし、解放気味で撮ることでぼんやりした感じの描写になります。

太陽撮影しててこのレンズで苦労した記憶がない・・・。

過去使っていたSEL1635Zよりも逆光は間違いなく強いですし、解像度も超えてます。

なんだかんだ色々撮れる

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離18mm F8 シャッター速度 30秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離34mm F11 シャッター速度 1秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離33mm F11 シャッター速度 10秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離20mm F11 シャッター速度 1/15秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 100 焦点距離35mm F11 シャッター速度 30秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 100 焦点距離35mm F11 シャッター速度 30秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離16mm F2.8 シャッター速度 5秒

SONY α7R3 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離26mm F11 シャッター速度 15秒

SEL1635GMでは5年と長きに渡って様々な被写体を撮影してきました。

夕焼け、紅葉、冬景色、夜景。

様々な被写体を前にしても、しっかり撮りきってくれたのがこのSEL1635GMなのです。

16-35mmって画角はバランス良いです。16mmはもちろんのこと、35mmで撮ることも結構多いので・・・。

普段何気なく持ち出して撮影に使用する機会が多いこのレンズ。もちろん使わない日もありますが、何だかんだ長く使ってると作例と呼べるレベルの物が沢山出てきたのには流石に驚きました。

それだけ描写が優れてるという証拠にもなりますし、何よりシャッターチャンスを逃さなかった優秀な道具という位置づけでもあるのです。

作例であげた写真を通じてそこを感じ取ってもらえたらなぁと思います。

SEL1635GMを使って感じたこと

イイところ

作例でも色々語りましたが、改めて内容を整理すると以下な感じ。

・単焦点レンズに迫る描写力。GMのズームレンズの中でも最高峰の写り
・どんな被写体を前にしても安定のクォリティを叩き出してくれる
・小さくまとまってる感がある
こんな感じでしょうか・・・。
一言で例えると優等生キャラ。まさに万能レンズ。
作例のエリアで色々語りすぎてここでは特に言うことなくなってしまいました笑

ダメなところ

 

優等生レンズであるSEL1635GM。ネックな部分がないかと思いきや、大三元レンズの部分の特徴がネックかなと思いました。

整理すると以下な感じ。

・5年前のレンズだけど価格がそれなりに高い
・フィルターが82mmと大口径
・伸縮性レンズのため、雪の撮影等、配慮する場面が多い
こんな感じでしょうか・・・。
SEL1635GMレンズだからダメな部分というよりかは、大口径レンズだからのデメリットを並べた感じになります。
他社メーカーの大口径広角レンズも似たような特徴があるので、あまり神経質にならなくてもいい問題です。
吹雪の中の撮影の時の場合は、ハンドタオルをレンズの上に敷くことでクリアになります。

まとめ

以上が5年数ヶ月使い続けてきたSEL1635GMのレビューになります。

SEL1635GMはマジ神レンズ。写真歴9年目の自分がそう思えるレンズなので、これから買おうと思ってる人には太鼓判でおすすめできるレンズです。

またこの5年間、特に大きなトラブルに見舞われること無く過ごせたのも、このレンズの良さなのかなと思ってます。

ただ、一定のロットにはリコール対象の物があるため、ソニーストアで調べて貰う必要が出てきます。

詳細はSONYのホームページを参照願えればと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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